目次
「ライアー ライアー」の概要
「ライアー ライアー」はどんな映画?
「嘘」「正直」それぞれの重要性をテーマにした深いハートフル・リアライズコメディ
「ライアー ライアー」のあらすじ
主人公のフレッチャー(ジム・キャリー)は、どんな裁判でも勝つ凄腕弁護士。しかし、実体は嘘や口先の達者さで勝ち取っているものばかり。フレッチャーは、私生活でも、嘘や言い訳を並べる。元妻との息子マックスと時折会う約束をしていたフレッチャーだったが、ことごとく言い訳をしては約束を破る。誕生日に会う約束でさえ破られたマックスは落ち込み、誕生日ケーキのろうそくを消すときに、こう願った。
「1日だけでいいからパパが嘘をつけなくなりますように。」
この願いが現実のものとなり、フレッチャーは嘘をつけない体に…!
そんなフレッチャーの1日を面白おかしく描いた映画。
嘘をつけなくなったフレッチャーだからこそ見えた「嘘」と「正直」それぞれの重要性とは…?
「ライアー ライアー」の評価
- ストーリー:
- テンポのよさ:
- 登場人物の魅力:
- キャスト:
- セリフ:
〜〜以下ネタバレを含みます〜〜
「ライアー ライアー」のポイント
- ハートフル×リアライズ コメディ
- ジム・キャリー(フレッチャー役)ならではの豊かな表現
- 嘘つきはフレッチャーだけではない…?
ハートフル×リアライズ コメディ
ジョークやオーバーリアクションなど、まさにアメリカンコメディと言えるこの作品。
しかし、それだけではないのがこの作品の凄いところ!
親子のつながりにホッコリしたり、嘘や言い訳によって失うものに改めて気づかされたり、テーマがしっかりある分、鑑賞後の満足感は月並みではないだろう。
最後はまさかのアクション…に近いものが…!?この作品、一体何を目指しているんだ!?
ジム・キャリー(フレッチャー役)ならではの豊かな表現
表情筋の化物、ジム・キャリー。本作もご多分にもれず、顔芸とも言える豊かな表情とパワフルかつ繊細な演技が炸裂。本作の魅力をグッと引き上げたのは、彼ありきと言っても過言はなさそう。
ここで1つ、お気に入りのシーンを紹介したい。それは「青ペン」のシーン…!
フレッチャーが嘘をつくことが出来なくなったことに気づき、1人自室で「青ペン」を「赤ペン」だと必死に言おうとするシーン。どれだけ頑張っても「青ペン」としか言えず、必死さに苦悩や悲壮感などが感じられながらも、コミカルに描かれたそのシーンには深夜に1人で観ながら笑ったものだ。というか、「青ペン」と言うだけのシーンであんなに面白くなるもんかね(笑)
また、「嘘」「正直」など哲学に近いテーマを掲げた本作で、テンポよく飽きずに観られるのは、彼の演技の賜物だろう。
フレッチャー役は、彼以外考えられないという観点から、上記のキャストの評価はMAXの5に。
嘘つきはフレッチャーだけではない…?
実は作品の主要人物、フレッチャーの元妻オードリー(モーラ・ティアニー)やオードリーの現在の彼氏ジェリー(ケイリー・エルウィス)も嘘をついている…!?
本作はジム・キャリーの顔芸映画というだけではなく、ストーリーや細部の演出もしっかりしている。ぜひ注目して鑑賞してみてほしい。
「ライアー ライアー」の一押しポイント
今回のイチオシはフレッチャーのこの言葉!
「大人たちは時には嘘をつかなくてはならないんだ。
説明するのは難しいけれど、もし真実にばかりこだわっていたら、
大人の世界で生きていくのはできないんだ。」
なんとも真理をついたこの言葉、皆さんは、どんなことを思うだろうか。
この前後の心境と行動の変化も必見!!
- ジャンル:コメディ
- 時間:87分
- 公開年:1997年
- 監督:トム・シャドヤック
- 脚本:ポール・グアイ、スティーブン・メイザー
- 主要キャスト:ジム・キャリー 、モーラ・ティアニー
- 配給会社:ユニバーサル・スタジオ