目次
「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の概要
「コンフィデンスマンJP ロマンス編」はどんな映画?
”信用詐欺師”コンフィデンスマンが悪人をターゲットに騙していく爽快コメディ
「コンフィデンスマンJP ロマンス編」のあらすじ
香港マフィア氷の女帝「氷姫」ことラン・リウ。彼女が持つ伝説のパープルダイヤを狙い、ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)の3人は香港へ。
ラン・リウを騙そうと様々な餌を仕掛けるもなかなか食いつかず、スタートから苦戦を強いられるダー子たち。さらに追い打ちをかけるかのように、同じくラン・リウを狙う詐欺師が現れる。恋愛詐欺を得意とする天才ジェシー(三浦春馬)だ。華麗なジェシーの手口に一歩先を行かれ続けるダー子たち。
そして、ダー子たちに騙された経験のある日本のヤクザ赤星(江口洋介)までも裏で動いている。
ダー子、ジェシー、赤星、事態は予想をはるかに超えた戦いに…!
その末に勝つ者は誰だ!?史上最大の騙し合いが始まる…!!!
「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の評価
- ストーリー:
- テンポのよさ:
- 登場人物の魅力:
- 伏線:
- 爽快さ:
〜〜以下ネタバレを含みます〜〜
「コンフィデンスマンJP ロマンス編」のポイント
- オーシャンズを彷彿とさせる痛快さ
- 目に見えるものだけが真実とは限らない
- ドラマを観ていた方はより楽しめる!
オーシャンズを彷彿とさせる痛快さ
悪人を騙す義賊的な立ち位置、伏線の多さ、鑑賞後の爽快感、
日本版オーシャンズ11といっても過言ではない本作。
ダー子の味方たちは、オーシャンズ11ほど派手さと層の厚さはないが、鑑賞者の予想の上を行く展開と、随所に散りばめられた伏線は、オーシャンズ11を思わせる。
圧巻の伏線回収劇に爽快感を覚えること間違いなし!
目に見えるものだけが真実とは限らない
結末を予想しながら観たい!というあなた!!
本作のキャッチコピーに使われたこの言葉、胸に刻みながら観ることをオススメする。
目では見えない「愛」がテーマとして取り上げられていることや、信用詐欺というジャンルから、このキャッチコピーは端的に本作を表現しているが、それだけではない。
もし、結末を見抜きたいなら、はっきりと描写されていない部分に目を向けること。
そうすることで見えてくるものもある。
実際、本作を観終わってみると、映画の内容を表し、鑑賞者に対して発せられた、このキャッチコピーはよく考えてあるな、と思わせられる。
もちろん、何も考えずに純粋に楽しむのも良い。
素直に観て騙されるか、結末を見抜くべく考えながら観て騙されるか、それはあなた次第…!!
ドラマを観ていた方はより楽しめる!
ドラマの役とまったく同じ役どころで登場するキャラも多い本作。
ドラマで失墜したあのキャラが更生し成功を収めているシーンが描かれるなど、ドラマで登場したキャラのその後が観られるのは、ドラマ時代から観ていた者にとっては嬉しいところだ。
それゆえ、登場人物も多く、豪華なキャストが勢ぞろいする点も胸が熱くなる…!
もちろん、ドラマの予備知識がなくとも、まったく問題なく楽しめる作品だが、もし、今後本作を視聴しようと思うのなら、ドラマから観るのもまた一興である。
「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の一押しポイント
今回のイチオシはラン・リウ(竹内結子)。
ダー子が苦戦する本作のターゲット。彼女の正体こそ、本作の一番の謎であり、核である。
よく見ていれば、序盤でも気づけるのだが…最後のダー子達、ジェシー、赤星、ラン・リウが一堂に介するシーンまでに気づけたらなかなかの洞察力だろう。
いろいろと予想しながら観たい方は、ぜひ観ながらラン・リウの正体を暴いてみてほしい。
- ジャンル:コメディ
- 時間:116分
- 公開年:2019年
- 監督:田中亮
- 脚本:古沢良太
- 主要キャスト:長澤まさみ、東出昌大、小日向文世
- 配給会社:東宝